テラテックなひとびと

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2012.11.29 Thursday

大事な仕事の相棒で、たぶんウチの稼ぎ頭(^_^;)の測定器の、内空変位計の紹介です

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    今日から15日連続で、4つの水路トンネル調査の現場を次々と移動していく日々が続きます(^_^;)

    それらの業務に当たって、大活躍してくれる道具が、この内空変位計です。
    弊社の本HPの方にも紹介しています。

    内空とは、大雑把に言うと、ある空間の幅とか高さのことを指します。難しく言えば壁面間の距離です。
    トンネルは、究極的には山の圧力によって潰れる=トンネル幅や高さが縮まる方向にあります。
    言うまでもなく、そのような圧力をコンクリート壁で抑えようとするわけですが、悪い地質などのために大きな圧力がかかっていると抑えきれずに、壁にひび割れが入ったり、内側に押し出してきたり、などの変状が生じます。
    そのような箇所で、この測定器により、トンネル幅の変化(変位量)を精密に測定することで、壁面に現れている変状は今でも動いているのか、その速度はどれくらいかを確認することができます。

    ・・と、言うのは簡単ですが、その動きというのは、小さい断面のトンネルでは0.1mmオーダーの精緻なものなので、それなりに職人芸が必要になってきます。
    「そんなもの、今流に、光波とか、レーザー光線(?)のようなもので、パッパとできるのでは」・・などど思ったとしたら甘い。確かにそれらでも可能ですが、ミリメートルの精度を上回れません。
    大学等で工学課程の方でしたら、必ず1回は経験したであろうバーニア(副尺)読みが、この測定器を扱う上での重要なスキルのひとつです。

    当方は、そのような精密な監視を、それも、箇所によっては20年以上も積み重ねてきています。
    現場主義で、ローテクでの情報をこつこつと積み上げていくのが、当方の調査の根幹です。

    18:56 | 道具 | comments(0) | - | - |
    2010.10.04 Monday

    調査の道具たち3−耐水紙、耐水紙野帳

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       おはようございます。ここ数日、晴と雨とが交互に続き、体調維持に難しい季節です。

       さて今日は、道具の中でも小物である「紙」をご紹介します。

       当方は、野外の、しかも、水が残っている(時に膝くらい)かつ適水も多い水路トンネルでの業務が多いので、必然的に記録用紙への耐水の備えは必須ともいえます。
       用紙を落として、哀れ水浸し、は、日常茶飯事です(T_T)。

       それの被害を避けるために、耐水紙を使うようにしています。
       
       耐水紙にもいろいろ種類があるらしく、詳しくは、当方が購入している、紙誠株式会社さんの以下のHPをご覧下さい。(以下の画像の出典元も)
      http://soho.jcom.to/

       当方が購入しているのは、そのうちでも安価(つまり耐水性自体は低い範疇)の、上質含浸タイプという種類です。上質紙に耐水化の薬剤をしみ込ませたもので、A4の1枚当たり約6円です。
       耐水製の強い種類ほど、厚く、指で切れなくなるほど強くなるのですが、この紙は、ほとんど普通の上質紙と変わらず使用(コピー含め)できるのに、現場で十分に使用に耐えるくらいは耐水性能があります。
       腕時計で言えば、日常生活防水〜3m防水くらいのイメージでしょうか。
       上記HPに記載の長所を引用します。

      ○無塩素漂白パルプ100%使用。リサイクルも可能
      ○表裏とも撥水性あり
      ○鉛筆書きが可能です。もちろん消しゴムも使えます
      ○ボールペン,蛍光ペン書きOK (加筆、濡れた後でも普通のボールペンで可能。パワータンクなのどの耐水ボールペンだとさらに望ましい)
      ○上質紙の質感で、水に濡れても波うちしにくい耐水性(加筆、適水や水落しくらいならば、ほぼ問題なし)
       
      sohoS700RR50A4100IMG81.jpg

       この紙を千田前社長が赤道直下の国に持参したところ、高湿気の下で普通の紙は使い物にならなかったのに、この紙だけは普通に使用できたそうです。

       次に、耐水紙の野帳です。
       よく使われているのは、合成紙(ユポ紙)による野帳です。しかしこのユポ紙は、使ってみられた方はご存じかと思いますが、指で切れない、指紋の油?などで汚れた紙面でボールペンのインクがのりにくい、などの欠点があります。また、合成紙なので、リサイクルできないそうです。

       そこで、同社で販売している、耐水紙の野帳を使用しております。
       
      sohoS700YARGN2IMG82.jpg
       
       長所は、
       (まずはHP引用)
      ○今までの紙の常識を変えた!超耐水紙「アクアフリーぺーパー」でメモ帳を作りました。
      ○アウトドアに最適
      ○雪山登山で手帳を雪の地面に落としても困りません。
      ○雪の中ではっきりわかる装了水をはじいたページと、エンピツでメモ書き可能!
      ○普通紙より発火点が高いので、耐火性も備え、破れにくく、無公害でリサイクル出来る、地球に優しい用紙です。
       (以下、加筆分)
      ○同じ系統の紙を使用しているオーストリッチ社のライトインザレインの野帳は、世界的に有名で、軍関係でも使用されているくらいの高性能で、とても高価だが、それに比べるとはるかに安価。(とはいえユポ紙野帳よりは高価)
      ○寸法が、丁度作業着の胸ポケットに収まるサイズで、屈んでも落ちにくい。
      ○紙数が多くなく(だから高価でもあるが)軽いし、屈んでも落ちにくい。また、一現場一冊くらいで完結できる。
      ○ユポ紙と違い、手でも破ける。また、筆記への柔軟性が高め。(とはいえ上質紙よりは書きにくい)
      ○ユポ紙野帳は柔らかいビニールの表紙だが、これは表紙も耐水の厚紙なので、手持ちでもしっかりと書きやすい。
      ○ユポ紙野帳は表紙が黒とか茶で見つかりにくいが、これは黄色で、暗闇のトンネル内で落としても見つかりやすい。

       残念ながら、下記のような短所はあります。
      ○ライトインザレインの本当に高価な製品に比べると、製本がホッチキスのみでチャチ。水に何度も落っことすとか汚れがひどくなると、紙は問題なくても、製本が崩れそうになる。時々補強が必要。

       まあ、これらの耐水紙、耐水野帳は、良く言えばタフな動きをする、悪く言えば単なるオッチョコチョイの当方に、なくてはならない文房具と言えましょう。

       では、また。

      2010.10.04 Monday

      調査の道具たち3−耐水紙、耐水紙野帳

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         おはようございます。ここ数日、晴と雨とが交互に続き、体調維持に難しい季節です。

         さて今日は、道具の中でも小物である「紙」をご紹介します。

         当方は、野外の、しかも、水が残っている(時に膝くらい)かつ適水も多い水路トンネルでの業務が多いので、必然的に記録用紙への耐水の備えは必須ともいえます。
         用紙を落として、哀れ水浸し、は、日常茶飯事です(T_T)。

         それの被害を避けるために、耐水紙を使うようにしています。
         
         耐水紙にもいろいろ種類があるらしく、詳しくは、当方が購入している、紙誠株式会社さんの以下のHPをご覧下さい。(以下の画像の出典元も)
        http://soho.jcom.to/

         当方が購入しているのは、そのうちでも安価(つまり耐水性自体は低い範疇)の、上質含浸タイプという種類です。上質紙に耐水化の薬剤をしみ込ませたもので、A4の1枚当たり約6円です。
         耐水製の強い種類ほど、厚く、指で切れなくなるほど強くなるのですが、この紙は、ほとんど普通の上質紙と変わらず使用(コピー含め)できるのに、現場で十分に使用に耐えるくらいは耐水性能があります。
         腕時計で言えば、日常生活防水〜3m防水くらいのイメージでしょうか。
         上記HPに記載の長所を引用します。

        ○無塩素漂白パルプ100%使用。リサイクルも可能
        ○表裏とも撥水性あり
        ○鉛筆書きが可能です。もちろん消しゴムも使えます
        ○ボールペン,蛍光ペン書きOK (加筆、濡れた後でも普通のボールペンで可能。パワータンクなのどの耐水ボールペンだとさらに望ましい)
        ○上質紙の質感で、水に濡れても波うちしにくい耐水性(加筆、適水や水落しくらいならば、ほぼ問題なし)
         
        sohoS700RR50A4100IMG81.jpg

         この紙を千田前社長が赤道直下の国に持参したところ、高湿気の下で普通の紙は使い物にならなかったのに、この紙だけは普通に使用できたそうです。

         次に、耐水紙の野帳です。
         よく使われているのは、合成紙(ユポ紙)による野帳です。しかしこのユポ紙は、使ってみられた方はご存じかと思いますが、指で切れない、指紋の油?などで汚れた紙面でボールペンのインクがのりにくい、などの欠点があります。また、合成紙なので、リサイクルできないそうです。

         そこで、同社で販売している、耐水紙の野帳を使用しております。
         
        sohoS700YARGN2IMG82.jpg
         
         長所は、
         (まずはHP引用)
        ○今までの紙の常識を変えた!超耐水紙「アクアフリーぺーパー」でメモ帳を作りました。
        ○アウトドアに最適
        ○雪山登山で手帳を雪の地面に落としても困りません。
        ○雪の中ではっきりわかる装了水をはじいたページと、エンピツでメモ書き可能!
        ○普通紙より発火点が高いので、耐火性も備え、破れにくく、無公害でリサイクル出来る、地球に優しい用紙です。
         (以下、加筆分)
        ○同じ系統の紙を使用しているオーストリッチ社のライトインザレインの野帳は、世界的に有名で、軍関係でも使用されているくらいの高性能で、とても高価だが、それに比べるとはるかに安価。(とはいえユポ紙野帳よりは高価)
        ○寸法が、丁度作業着の胸ポケットに収まるサイズで、屈んでも落ちにくい。
        ○紙数が多くなく(だから高価でもあるが)軽いし、屈んでも落ちにくい。また、一現場一冊くらいで完結できる。
        ○ユポ紙と違い、手でも破ける。また、筆記への柔軟性が高め。(とはいえ上質紙よりは書きにくい)
        ○ユポ紙野帳は柔らかいビニールの表紙だが、これは表紙も耐水の厚紙なので、手持ちでもしっかりと書きやすい。
        ○ユポ紙野帳は表紙が黒とか茶で見つかりにくいが、これは黄色で、暗闇のトンネル内で落としても見つかりやすい。

         残念ながら、下記のような短所はあります。
        ○ライトインザレインの本当に高価な製品に比べると、製本がホッチキスのみでチャチ。水に何度も落っことすとか汚れがひどくなると、紙は問題なくても、製本が崩れそうになる。時々補強が必要。

         まあ、これらの耐水紙、耐水野帳は、良く言えばタフな動きをする、悪く言えば単なるオッチョコチョイの当方に、なくてはならない文房具と言えましょう。

         では、また。

        2010.09.29 Wednesday

        調査の道具たち2−GPS用の日本地図

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           先の回で、機能と値段を勘案して英語版を購入した、と記しました。それに伴う対応を書きます。
           
           英語版が日本語版と違う、最大の点は、日本の詳細地図が純正で発売されていないことです。
           一応、アジアパシフィック仕様ということで、アジアの大縮尺の地図はもともと入っていますが、地球儀を少しマシにしたくらいで、役には立ちません。

           そこでどうするか?・・考える人はいるものです。
           
           弊社HPのリンクに紹介しているように、国土地理院で2万5千分の1地形図などの電子地図の公表を行っています。これをダウンロードして英語版GPSに入れると、地名等の表示はローマ字ながらも、日本地図が表示される・・とのことです。
           
           その方法を紹介しているHPもあって、無料でも出来る・・ようなのですが、やってられないので、アップアップダウン製作所さん(UUD製作所)http://uud.info/から購入しました。(下図出典元も)

          kyoto300.gif

          fuji300.gif

           今までは20m等高線のversion2だったのですが、10m等高線のvesion3が発売されたので、喜んでアップグレードしました。

           この地図の良いところは、以下の点です。

          ○水路トンネルが描画されている。
           
           お手元の道路地図などを見てもらうと、山の中に青い破線が描画されていますが、あれが山の中に建設されている水路トンネルです。
           この地図は、国土地理院の地図をもとにしているので、水路トンネルもきっちりと表示されます。必ずしも正確であるわけではないですが、位置や標高の目安としては、ないよりは百倍くらいマシです。

          ○一応は、ナビゲーションができる。

           等高線地図に重ね合わせる形で、道路地図が同梱されています。これによるナビゲーションが出来ます。無料のお手製の地図では、道路情報を入れられないので、ナビは出来ません。
           ただ、表示がローマ字なので、車中でぱっと見で理解が遅くなります。また、住所検索、音声ガイダンス、3D表示のような気のきいた機能はありません。なにより、運転中に見るには画面が小さすぎるので、あまり使いませんが(^^;)

           ちなみに、
           国土地理院の地図をダウンロード使用(私的利用)するのも、それをガーミンのGPSに入れるのも、違法ではありません。メーカー純正ではないので壊れても保証されないというだけです。
           UUD製作所さんの地図は、国土地理院から所定の許可を得て使用、販売しているものです。

           では、また。
           

          2010.09.29 Wednesday

          調査の道具たち1−GPS

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             今日は、この2,3日の肌寒い雨模様が一転し、秋らしい気持ちいい青空となりました。
             
             さて、これからぼちぼちと、当方が使用している調査用品を紹介していきたいと思います。

             第一弾は、GPSです。
             最近はナビが一般的になったので、一般の方には「手持ちのナビだよ」と説明すると分かってもらえます。
             外部の調査をする上で、自分の位置を把握するのは必須です。
             
             当方が使っているのは、Gamin(ガーミン)社製の、eTrex Vista Hcx(英語版) です。 
             ガーミン社の日本正規代理店である(株)いいよねっとhttp://www.iiyo.net/さんから購入しました。(画像出典元も)
            pt-etrexVistahcx.jpg

             ガーミンのeTreXと言えば、知る人ぞ知る、GPSの革命的な名器です。かつてのGPSは、大きくてかつ精度が悪くて使いものにならなかったのですが、eTreXは、今の携帯電話くらいの小ささ(寸法自体は発売当時のモデルも今と変わりません)なのに、抜群に精度が良く、GPSが爆発的に広まる契機となった機種です。

             当方が選んでいるVista Hcxは、下記の機能で決めております。

            ○高感度、高精度(+WAAS対応)
             
             位置同定が本質の目的である以上、一番の要請機能はこれです。ちなみに、GPSは天空から降ってくる電波を受信するので、ビルの中や地下は間違いなくダメで、ラジオなどよりも受信の制約は大きいです。問題は、外部調査で歩くことの多い、森の中のような場合です。
             現在販売されている、機種名に H-がつく機種は、高感度GPSチップ搭載しております。実際、森の中でもそれほどの精度低下を感じることはありません。
             さらに、ガーミンのGPSは、いずれの機種もWAAS対応です。WAASとは、ごく大雑把にいうと、GPSの精度を高めるための電波を別に発信していて、それを取り込んで補正する機能、という意味です。日本でも、同様の機能を持つMSASを2007年に開始しました。今の機種を買ったのも、WAAS(MSAS)の供用を待って、という面もありました。

             精度等の公称値は、以下のとおりです。
            ・GPS即測位精度 15mRMS(自分を中心とした半径15mの円の中に収まるという意味)
            ・衛星補足時間 コールドスタート約45秒、ウォームスタート約15秒

             まず測位精度の使用実感としては、上記より良く、平均的に5〜10m位に収まる印象です。加えて、たとえば露頭を記録している間などは静止放置しておくと、2〜4m位にまで少しずつ精度が上がってくるので、十分に実用に耐える印象です。
             次に、コールドスタート(=前回と全く違った場所で起動)の時間は上記くらいですが、ウォームスタート(同一現場内)ならば、瞬時と言ってもよいほど早く衛星捕捉が可能です。

            ○地図表示機能つき。一応はナビ機能もある。

             これについては後で記します。

            ○気圧高度計・電子コンパス付き

             当方の仕事は平面位置だけでなく鉛直の標高もわからないとお話にならないためです。機能自体は腕時計付属のものと変わりませんが、腕時計のものは5m刻みなのに対し、こちらは1mなので、より実用的です。

            ○microSDカード、USB端子
             
             かつてのeTrexは、RS232Cケーブル接続であり転送速度が遅く、しかも内蔵メモリが少なかったため、地図転送などは一苦労でした。現在は2GBのカードを入れていて、支障を感じません。

            ○防水、耐衝撃
             
             日常生活防水と、耐衝撃プラスチック加工なので、当方の調査でのように、少しくらい乱暴な扱いをしても壊れません。

            ○電池の持ち
             
             かつてのモデル(電子コンパスつき)は、電池持ちが悪かったのですが、現在のモデルは随分と向上しています。
             メーカー公称値は25時間(単3×2本、電子コンパス未使用時)です。当方の使用実感としては、ニッケル水素充電池使用で、上記くらいは十分に持つ印象です。電池交換の心配が少ないのは有り難いです。

             以上の機能と、値段とを勘案し、日本語版に比べて安価(半額くらい)の英語版を購入しました。
             これについては、回を改めて書きます。

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